『数の悪魔』エンツェンスベルガー(晶文社)
算数や数学なんて大嫌い!そんな少年ロバートの夢のなかに、夜な夜な、ゆかいな老人「数の悪魔」があらわれ、真夜中のレッスンがはじまる。
夢の中の教室ではどんなことでも思い通りに。想像すること全てが思い通りに。
魔法のステッキを使えば空中に文字を書くことだって、うさぎを出すことだってできる。
1、0、素数、無理数、三角数、フィボナッチ数・・・。
夢の学校は学校の先生がみたらびっくりするようなカリキュラム。
でも、だいじょうぶ。だって、先生は数の悪魔。
10歳の子どもにだって、ちゃんとわかる。
数の悪魔がステッキをふれば、数字たちが楽しく動き出す。
「数ほどワクワクするものはないだろう」と悪魔がささやく。
数学は女王。きれいで、不思議で、有能で、陽気なこの女王様と遊べば、脳の筋肉痛なんか吹き飛んで、きっと数学が楽しく好きになるはず。
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学校の算数や数学が苦手な子どもから、もっと難しいことを知りたいと思っている子どもたちまで、どんな子どもたちにもおすすめできる『数の悪魔』。
身近な出来事や夢の世界を通して、「数学ってこういうところが楽しいんだ」と発見できる数学の入門にピッタリの1冊です。
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